アレルギーの原因とメカニズム、対処法
アレルギーに悩まされる人は数多くいます。私もその1人です。代表的なアレルギーといえば花粉やハウスダストです。
くしゃみや鼻水、鼻づまりなどが主な症状になります。
【概要】
原因としてはアレルゲンと呼ばれる花粉やほこり、ダニなどが挙げられます。これらが鼻の粘膜に付着すると体が異物(アレルゲン)と認識して抗体を作り始めます。アレルゲンに反応して起こる代表的な症状がくしゃみや鼻水です。くしゃみや鼻水は数分〜数十分で反応が起こる即時性。鼻づまりは6〜10時間で反応が起こる遅発性です。
【種類】
アレルギーは主として「季節性」と「通年性」に分類されます。
「季節性」:花粉が原因で時期により花粉の種類が異なります。2-5月に多いのがスギやヒノキ、イネです。秋はブタクサやヨモギの花粉が多いことで知られています。
「通年性」:ダニやハウスダスト、ほこりが原因です。1年を通して悩まされます。
【治療】
1.薬
2.手術
3.減感作療法
1.薬は対症療法を目的としています。くしゃみや鼻水の症状がある時のみ抗ヒスタミン、抗コリンと呼ばれる薬を服用することでその場をしのぎます。完治はしません。
2.手術はレーザーを用いて鼻粘膜を変性させることでアレルギー反応を抑えます。ほぼ完治に近い形をとることができます。
3.減感作療法は薬の服用による免疫の獲得が目的です。主としてダニに対する舌下錠の服用が挙げられます。毎日の服用を3~5年継続します。
【発症のメカニズム】
アレルゲンによるアレルギー反応の発症時期は人それぞれです。前提として人は抗体を保持できる容量が決まっています。(コップをイメージしてください)それ以上の抗体が産生されるとコップから抗体が溢れ出してアレルギー症状が発症します。コップの大きさは人それぞれで子供だから小さい、大人だから大きいというものではありません。
アレルゲンにより抗体産生
→体内に抗体蓄積(数年単位)
→抗体がキャパオーバー
→アレルギー発症
【豆知識】
魚に含まれるオメガ3系はアレルギーを抑制する効果があります。肉に含まれるオメガ6系はアレルギーを誘発する効果があります。