先発と後発で適応範囲の違いを解説します
よく処方で見かける薬
1,アリピプラゾール
2,リセドロン酸Na
アリピプラゾール
先発:エビリファイ
後発:アリピプラゾール
共通の適応:統合失調症、双極性障害の躁状態改善
先発のみ:うつ病、小児期の自閉症スペクトラムに伴う易刺激性
用法用量
統合失調症:開始用量 1日6-12mg 維持用量:1日6-24mg
双極性障害の躁症状:開始用量1日24mg MAX30mg
うつ病:1日3mg 増量も3mgずつ MAX15mg
小児の易刺激性:開始用量1日1mg 維持用量:1日1-15mg
注意点
定常状態に達するまで2週間ほどかかるため、2週間以内に増量しない方がよい
リセドロン酸ナトリウム
先発:アクトネル17.5mg
後発:リセドロン酸Na
共通:骨粗しょう症
先発のみ:骨ページェット病
用法用量
骨粗鬆症:週1回 2.5mg 17.5mg 75mg
骨ページェット病:1日17.5mgを8週間連続
注意点
ミネラルウォーターで服用すると吸収率低下の可能性あり。服用後30分は水以外の飲食禁止。
食道炎の報告あり。180ml程度の十分量の水で服用。立位or座位で服用後30分は横にならない。