女性の味方!?要指導医薬品に新たな薬が追加。
2021年年末に要指導医薬品として販売可能になったバップフォーレディー。
要指導ということで原則1箱の販売、本人への販売をしなければならない。
【特徴】
・15〜70歳の尿意切迫感のある女性に対して使用可能。(妊婦や授乳婦は使用できない)
・効果を得るために毎日決まった時間に服用(1日1回)
【注意点】
・70歳以上は服用してはいけない
→基礎疾患を持っていたり、腎臓や肝臓の機能が低下しているため予期しない副作用が発現するリスクが高い
・効き目があっても4週間以上は続けてはいけない →副作用の確認や生活改善の指導が必要であり、これ以上服用したい場合には受診をする必要がある
・夜間頻尿や急性の尿漏れ、頻尿でも使用可能 →症状が悪化したり改善が見られなければ受診をする必要がある(他の病気の可能性が考えられるため)
・2週間の服用により症状改善のデータがあるため、2週間継続服用しても効果が認められない場合には他の病気を疑うこと
【副作用と相互作用】
Ca拮抗作用+抗コリン作用によって効果を示す
→ロートエキスを含有する胃腸薬や酔い止め、鼻炎薬、風邪薬などと併用すると相互作用を起こす可能性がある。
また抗コリン作用による眠気や目のかすみの副作用があるため運転をしてはいけない。
継続で服用する場合には口渇や便秘、排尿困難、眠気、目のかすみ等の副作用の確認が必要。