牡蠣の食あたりは対症療法
夏は岩牡蠣、冬は真牡蠣。
「海のミルク」と呼ばれるカキは年中美味しくいただけます。
蒸しガキや焼きカキ、カキフライも美味しいですがやっぱり生のまま食べたいですよね。
そこで心配なのか食あたり。今回は食あたりの主な原因と確率、食中毒後の対処法について解説します。
1.食あたりの原因
大抵はノロウィルスが原因です。症状としては嘔吐や激しい下痢・腹痛などです。時には発熱するケースもあります。食後12から48時間以内に発症します。排泄物は感染リスクが高いため必ず手で触れないように次亜塩素酸で処理しましょう。
2.食あたりの確率
正確な値は公表されていませんが一般的に生牡蠣15個食べたら当たると言われています。約6.7%ですから、1人5個食べて3人のうち1人が食中毒になると考えると、意外と高い確率で食中毒になるのがわかります。
3.食あたり後の対処法
体から毒素が抜けるのを待ちます。
嘔吐や下痢によって水分が不足し、脱水症状になりかねないためこまめに水分補給することを心がけます。下痢止めはNGです(体内の毒素を下痢という形で排出しているため)
美味しくて何個も食べたいカキですが、食あたりの可能性と不安は付きまといます。原因と発症後の対処法を正しく理解することも大切ですね。
それでは良いカキライフを。